電通グループ(4324)
日本最大手の広告代理店。テレビCMや映画製作をはじめ、ありとあらゆる広告を手掛けています。
また、コンテンツそのものを生み出すだけでなく、企業や商品のブランディング戦略の提案とその実現を果たす役割や、広告を出したい企業とその媒体となるメディアとの仲介の役割など、多岐にわたる事業を展開しています。
電通グループ(4324)の注目点を挙げますと、
まず第一の注目点は、来夏に延期された東京オリンピックが開催される方向で進んでおり、電通グループのビジネスチャンスが大きいことが挙げられます。
今回のオリンピックは、コロナ禍での開催になる可能性が高く、観戦方法が通常時と異なってくる可能性も十分にあります。
人の移動は、新型コロナウイルスの感染者拡大を防ぐための最新の注意が必要になりますし、制限が掛かるかもしれません。また、メディアやネット、SNSなどでの配信方法も従来とは違う形で盛り上がるかもしれません。
電通グループは、東京オリンピック・パラリンピックのマーケティング担当として多岐に亘って携わっており、専任代理店にも任命されています。
多くのスポンサー企業との仲介の役割、ライセンシング、チケッティングなどによるマーケティング活動など幅広い分野で活躍が期待されます。
また、2020年は広告業界全体がコロナの影響を受けており、電通グループも同様です。ただ、今期の業績悪化は、既に株価にも織り込まれていると思います。
足元では2020年3月期の第1四半期(4-6月)が最悪期で、徐々にですが広告需要も回復傾向です。今後も回復に時間は掛かると思いますが、代わりにネット広告の分野は大きな成長が期待できます。
業績も来期にかけてはオリンピック効果も加わり、徐々に明るい見通しになってくると見ています。
少し時間が掛かる可能性もあるため、少額資金のコースでは資金効率を考慮して推奨しませんが、その他に余裕資金のある方は分散投資の一角として、少額の投資は良いと判断し、買い推奨します。